不動産用語集ESTATE TERMS


セットバック
セットバック(setback)とは、建物や構造物を敷地の境界線から一定の距離離して配置することを指します。主に都市計画や建築基準法などの法規に基づいて規定され、公共の安全性や景観の保護などを考慮して使用される概念です。
簡単に言えば、建物や構造物が道路や隣接する敷地との境界からある程度離れて建てられることを意味します。
セットバックのポイントは以下の通りです。
公共の安全
セットバックは、建物や構造物が道路や敷地境界に近すぎて立てられることによる交通の妨げや、火災時の避難経路確保など、公共の安全性を保護するために考慮されます。
景観の保護
セットバックを規定することで、建物の配置が均衡的で美しい景観を保つことができます。特に住宅地などで利用され、建物の間隔や配置を整えるために役立ちます。
建築基準法や地方自治体の規定
セットバックの具体的な距離や条件は、建築基準法や地方自治体の条例によって異なります。地域ごとに規制が異なることがありますので、建築を検討する際にはその地域の法規を確認する必要があります。
土地の有効活用
セットバックの規定に従うことで、土地の有効活用や建物の配置を最適化することができます。これによって、周囲の環境との調和を図りながら効果的なプランニングが可能です。
セットバックは都市計画や建築において重要な概念であり、公共の安全や景観の維持を考慮して土地利用を調整するために使用されます。建築プロジェクトを進める際には、セットバックの法的要件や地域の規制に注意を払うことが重要です。
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